新型コロナウイルス感染症の終息を願い、石垣市公認キャラクターの「ぱいーぐる」を運営・管理している「SHIMAN―CHU REPUBLIC(シマンチュ・リパブリック)」(池淵功寛代表)が11日までに、疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」をモチーフにしたぱいーぐるを完成させた。
アマビエは江戸時代の弘化3(1846)年に肥後(熊本県)の海から姿を現して疫病を予言し、「疫病が流行した際には私を描き、人々に見せよ」と告げたと伝えられる妖怪。
当時の新聞である瓦版には、ウロコに覆われた体に3本の足とクチバシのような口を有した姿が描かれている。
池淵代表によると、アマビエバージョンのぱいーぐる製作は中山義隆市長の発案で、8日、作品依頼を受注。ぱいーぐるを手掛けた「HAPPY DESIGN(ハッピーデザイン)」の唯木律子さんが2日間で作品を仕上げたという。
池淵代表は「終息への思いを形に残して、親しみやすく分かりやすいキャラクターとして子どもたちにも伝われば」と願った。
中山市長は11日夜、自身のツイッターで公表し、「疫病退散を願って『アマビエ』バージョンに。待受やアイコンなどにお使いください。※商業利用不可」とコメントしている。