石垣市議会(平良秀之議長)の臨時会が15日開かれ、中国公船が尖閣諸島周辺海域に領海侵入し、与那国町漁協所属の漁船を追尾した問題で、抗議決議と意見書を全会一致で可決した。
抗議決議では、尖閣諸島周辺を自らの領海であるとする中国の主張と公船の侵入行為に対し「断じて容認できるものではなく、厳重に抗議する」としている。あて先は中国国家主席など。
意見書では、今後も同様な問題が繰り返される可能性を指摘し「政府と沖縄県は、中国政府に対し厳重に再発防止を求め、さらなる警戒監視体制の強化と日本漁船を保護する体制の構築、中国の国際法違反の行動に対して国際社会と連携して対処していくことを強く求める」としている。あて先は首相、知事など。いずれも砥板芳行氏が提案した。
臨時議会の招集は与党などが請求した。