新型コロナウイルスの影響で部活動を停止していた石垣市内の各中学校は18日、部活動を25日から再開すると保護者へ通知した。石垣市教育委員会は18日からの活動再開を容認しているが、各学校は18日から1週間で3密対策など、部活動の基本方針を策定する。
市教委は18日からの部活動再開を容認する方針を15日に発表。感染の予防・衛生管理の徹底等最大限の取り組みを行うことを条件とし活動を認めている。ただ急な決定だったため、学校現場では18日からの部活動再開に対応できず、石垣市校長会中学校部会と中体連役員で再開日を25日とし、それまでの期間を競技における感染拡大対策の基本方針の策定と各学校への周知期間にすることとした。
中体連を中心に全中学校で同じ基準を設け、感染拡大防止策を講じることを目指している。
当面の基本方針として、活動の終了時間は従来の時間よりも30分前倒しし、活動終了時刻を午後6時15分、完全下校時刻を午後6時30分とした。水曜日は部活動を停止、土日の活動時間は2時間程度とし、いずれか1日は活動を停止する。
中体連会長で石垣第二中学校の友利始夫校長は「新型コロナウイルス対策を講じ、家庭での学習時間の確保や休校明けの急な運動再開で体も疲れないように配慮したい」と述べた。
小学校のクラブ活動やスポーツ少年団の活動については、各小学校で指導者や父母会長などと協議を踏まえ、安全管理や衛生面での注意事項などを確認し、順次再開する予定という。