八重山地方は11日の梅雨入り後、前線の活動が活発化し、連日大雨が降っている。この影響で石垣市内のコインランドリーは、24時間フル稼働している。
23日も朝から洗濯物を抱えた利用者が入れ替わり立ち代わり出入りし、衣類を洗濯機に入れたり、乾燥が終わった衣類を取り込んだりしていた。
週間天気予報では、近海に梅雨前線が停滞するため、24日以降も荒れた天気となる見込み。
今年の梅雨はしとしと降る雨ではなく、激しい雨が断続的に降る〝男性型〟のようだ。
石垣島地方気象台によると、22日から23日にかけても西表島や石垣島で警報級の土砂降りとなり、降り始めの20日午前0時から23日午前11時までの総雨量は石垣市川平で248㍉、竹富町西表で216・5㍉、伊原間215・5㍉、盛山(南ぬ島石垣空港)211・5㍉、登野城で158・5㍉に達した。
一方、梅雨入りした11日から22日までの総雨量は石垣島で402・5㍉、西表島で350㍉などを観測。石垣島では5月~6月の平年降水量の9割近くがわずか12日で降った計算。
気象台では、これまでに降った大雨で地盤が緩んでいる所があり、がけ崩れなど土砂災害への警戒を呼び掛けているほか、今後の大雨による低い土地の浸水に注意を呼び掛けている。
(南風原英和)