石垣市内小中学校では25日の給食に、地元のブランド牛「美崎牛」を使った美崎牛カレーが提供された。
具材は美崎牛本店(美崎信二代表取締役社長)=大川=が新型コロナウイルスに伴う休校明けの市内の小中学生を励まそうと300㌔の肉を無償で寄贈。
石垣小学校(市原教孝校長、全校生徒367人)では中山義隆石垣市長、石垣安志教育長らを招き、新一年生の児童らと一緒に給食を味わった。
新1年生の宮良善雅君(6)は美崎牛カレーを食べ「辛いと思ったらとてもおいしかった」と笑顔。
大坪せりさん(6)はきれいに平らげ「ちょっとだけ堅かったけど柔らかいのもあっておいしい」と目を輝かせた。
市原校長は「入学式の花卉(かき)の提供はじめ、地域の助け合いの姿勢に感動している。(美崎牛を)味わい、おいしい給食が食べれたと思う」と感謝した。
児童らと共に給食を食べた中山市長は「子どもたちには地元で生産された肉を食べてもらい喜んでもらった。地産地消の推進のために、牛肉を始め、農水産物なども考え、楽しい給食にしていきたい」と意気込んだ。
肉を提供した美崎社長は「喜んでもらえたならやった甲斐があった。逆に自分が笑顔になれて、もっと頑張りたいと思った」と話した。
美崎牛カレーは一部の単独調理校では26日に提供される。