石垣牛CFで出荷促進 滞留解消へ初の取り組み JAおきなわ

JA石垣牛への支援を呼び掛ける石垣本部長(中央左)ら=29日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラ梯梧の間

 JAおきなわ(普天間朝重代表理事理事長)が29日、島内外からJA石垣牛への支援を募る購買型のクラウドファンディング(CF)プロジェクトを立ち上げた。新型コロナウイルス感染症の影響による石垣牛の需要低迷を受け、JA石垣牛を返礼品とすることで出荷を促進し、出荷滞留を解消する狙いがある。JAおきなわがCFを活用するのは初めて。

 JAおきなわ八重山地区本部(石垣信治本部長)によると、通常は平均29~30カ月で屠畜されるが、現在は30カ月以上の肥育牛が200頭ほど滞留。
 週7~8頭(昨年度比約4~5割減)の出荷が2カ月近く続き、滞留牛の増加は牛の罹患リスクや飼料費用の増加にもつながり、生産者を圧迫している現状にあるという。
 JAおきなわはこれを受け、国内最大のCF「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を利用し、非投資型の購買型CFにより、支援金額に応じた商品を提供して出荷の促進を狙う。
 実施期間は29日から6月21日までの24日間。目標金額は1千万円だが、全商品の在庫が完売すれば5200万円に上る。目標金額に到達しなくても7月1日から順次、支援者に発送していく。
 商品は1万2千円からの全3種類(税・送料込)。ステーキや焼肉用などが店頭価格で購入できる。現在、牛の価格自体が下がっているため、時価にもよるが例年の3割ほど低いという。
 日午後、石垣本部長ら関係者が石垣市内ホテルで記者会見を開き、支援を呼び掛けた。
 石垣本部長は「お口の中で石垣島に来ていると感じてもらえればうれしい。島の特産品・石垣牛の存続と生産の継続ができるよう、購入と消費でご支援を」と強調。
 比嘉豊JA石垣牛肥育部会長は「SNS等での拡散協力を」、購買者を代表し金城冷凍食品美崎町店の金城幸喜店長は「精肉店がおいしく提供する」、中山義隆市長は「この機会にJA石垣牛を味わってもらえれば」とそれぞれ呼び掛けた。
 キーワードは「♯ブランド牛応援リレー@石垣牛」「♯おっきな輪」。

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