43日ぶり本土便再開 羽田線が運航 新石垣空港

羽田線の到着便から降り、連絡通路を渡る乗客=5日、新石垣空港

 全日空の石垣―羽田線が5日、運航を再開した。新石垣空港発着の本土直行便は新型コロナウイルス感染拡大で全て運休し、再開は43日ぶり。到着便から117人の乗客が降り立ち、島内の目的地に向かった。

 羽田線は午後2時半に着いた。搭乗率は43%。この日は1往復で、折り返しの出発便には約75人が乗り込み、羽田に向かった。
 神奈川県の会社員男性(50)は「3泊4日の予定でダイビングに来た。2、3月は来られたが、4月からはコロナの影響で運航延期の繰り返しで来島できなかった」と話す。
 感染予防については「神奈川は首都圏で感染者の多い印象を持たれている。自分が保菌者かもしれない自覚を持ち、島民に迷惑を掛けないよう慎重に行動したい」と語った。
 本土便は全日空と日本トランスオーシャン航空(JTA)、LCC航空会社「ピーチアビエーション」が乗り入れている。ピーチが4月23日の羽田、関西線の運航を最後に運休し、各社とも全面ストップが続いた。全日空も4月22日から止めていた。
 全日空は6月は5日のほか、7日、12日、14日に単発で羽田線を1往復ずつ飛ばし、16日から毎日運航する。JTAは18日に羽田線、26日に関西線を再開する。ピーチは19日に復便する。 

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