【金波銀波】日本政府が新型コロナウイルスの…

 日本政府が新型コロナウイルスの水際対策として実施している外国人の入国制限の緩和について、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国を対象に検討していることが明らかになった◆報道によると、いずれも感染状況が落ち着いている上、日本と経済的なつながりが深いことを重視しているというが、新型コロナ感染対策で世界に模範を示した台湾が入っていないのが奇妙である◆これに対して台湾外交部(外務省)の報道官は、その対象に台湾を加えることを日本政府に打診。また日台交流機関である台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)はフェイスブックで制限緩和に触れて互恵主義を指摘し、関心の高さを表した◆確かにタイには日系企業5444社(2017年)が進出しているほか、他の3カ国は環太平洋連携協定(TPP)に参加していて積極的な日本との経済交流がある。台湾では帰国者を除くと感染者は53日連続(4日現在)で新たな感染者は確認されていないなど感染抑え込みに成功している上、経済的な結びつきはこの4カ国以上であり、歴史的にみても別格の存在だ◆海外との往来再開第1弾に台湾が入らないのは、何らかの政治的意図があるのではと、痛くもない腹を探られるのでは。(O)

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