石垣市に郵送で申請された1人10万円の特別定額給付金の入金が5日から始まった。市特別定額給付金支援班によると、同日までに全体の約6割に当たる約1万5000件の申請書が届き、約7500件の処理が完了した。「申請書の書き方が分からない」という市民が市役所に詰め掛けているため、同班は6、7の両日、特別相談窓口を開設し、対応に当たっている。
市が市民に送った申請書は約2万4000件で、記入後の申請書が続々と市役所に到着している。同班は港湾ターミナルで申請書の確認と入金先の口座番号などのデータ入力作業を続けており、処理件数は1日当たり1500件ほどだという。
市は処理完了後、金融機関に入金を依頼。金融機関は原則、5営業日後に10万円を口座に振り込む。現在のペースで作業が進めば、約2万4000件の申請書がすべて届いた場合でも、今月中に処理を終えられる。
一方、市役所には今週だけで、申請書の記入方法を問い合わせる市民が数百人訪れているという。週末の特別相談窓口は市役所2階に設置され、6日には25組の相談があった。
同班は「平日に相談に来ると市役所が混雑する。申請書の書き方が分からない人は、7日の相談窓口を利用してほしい」と呼び掛けている。