スポーツをする離島の子どもたちをつなぐ離島スポーツプロジェクト(リトスポ)が6日夜、オンライン会議アプリ「ZOOM」を活用して行われた。
リトスポは石垣市出身で現在九州産業大学3年生の伊志嶺瑠希さん(21)と宮古出身の宮城創大さん(30)が発起人となり、スポーツに係る県離島出身の大学生と社会人で立ち上げたプロジェクト。
スポーツに取り組む離島の中高生が自らの可能性を信じ、チャレンジを継続できるきっかけ作りとなることを目的に開催している。
「体づくり」「体のケア」「考え方」を軸に月に1度、ゲストを呼んで講義を行う。
この日は高校生4人が参加し、現在天理大学バスケットボール部のニューベリー・リチャードさん=宮古高校出身=を講師に迎え、パフォーマンスの質を向上させ、体を動かすための土台となるトレーニング「モビリティエクササイズ」に取り組んだ。
可動域を広げるトレーニング、上半身、下半身の筋トレ方法など、各自の自宅で1時間半の指導を受けた。
参加した八重山高校野球部の伊志嶺拓磨君は「モビリティを学び、自分の体の硬さに気づくことができた。ほぐし方が分かったので広げる可動域を意識し、自主練の中に組み込みたい」と効果を実感した様子だった。