【金波銀波】チャイナ批判をしたいのではない…

 チャイナ批判をしたいのではない。日本が見ている現実とは異なる現実が、世界には多く存在する。その自覚を求めたいのだが◆当局が国営メディア等に、安倍政権批判を控えるよう指示したという。天安門事件で世界の総スカンに遭い日本にすがったり、国家ぐるみで日本企業襲撃をしたり。没する国は日出ずる国にもすがるという壮大な「我がまま」。そういう国である◆「中国には5千年の歴史がある。米国は250年にも満たない」。米中新冷戦の渦中、華春瑩報道官がツイッターで息巻いたが、中華人民共和国共産党政権はせいぜい70年。彼の大陸は満洲、モンゴルなど、異民族王朝交代の歴史だ。同じ土地というだけで「我が史」と傲語する。そういう国である◆武漢肺炎に対する初動を誤り、情報を隠蔽、WHOを抱き込む。諸外国への謝罪などなく、逆に事態を利用して日本や東南アジア諸国の海を「我が物」として武力と金で異論を封じる。そういう国である◆国家安全法制によって反政府の動きを取り締まり、英国との約束も反故にして、香港の「一国二制度」を葬る手筈を整える…。なんと「お行儀」の悪いことかしら―。それを作法やしきたりなど、日本流「我が仏尊し」との観点から論じる時点で、世界への認識が全く甘いのだ。     (S)

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