気象庁は12日、沖縄が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より11日早く、昨年より28日早い。梅雨入りは5月11日ごろだった。
気象庁によると、沖縄は向こう1週間、太平洋高気圧に覆われるためおおむね晴れ、最高気温が30度を超える日が続く見通し。熱中症対策が必要になる。
梅雨の時期だった5月11日~6月11日の総降水量(速報値)は、石垣島で平年値の3・5倍を超える972・0㍉を記録。名護市で平年より約200㍉多い475・0㍉、那覇市で平年より約100㍉多い396・5㍉だった。
日照時間は各地とも平年より少なく、西表島が139・3時間で平年比80%となるなど、80~91%にとどまった。
5月の沖縄地方は梅雨入り後、梅雨善戦や熱帯低気圧、湿った空気などの影響で雨の日が多かった。12日には石垣島で1時間降雨量126㍉を記録し、観測史上1位を更新した。