石垣市は新型コロナウイルスによる独自の経済対策として交通機関の乗車賃を助成する「おでかけ応援チケット」の販売会を27日午前、石垣市商工会ホールで開いた。先行して申し込みのあった21事業者に3000枚を販売した。
チケットは石垣市からチケットを購入した事業者が一般市民や観光客に対し、1枚300円で販売。タクシーや路線バス、運転代行業者など、交通機関を利用する際に500円分の乗車代金として利用でき、通常の4割引きで利用できる計算になる。
チケットは27日から販売店で購入が可能で、使用期間は7月1日~12月末まで。販売店は29日から石垣市のホームページで告知する。
この日、チケットを購入した美崎町の居酒屋8番地の川満高司オーナーは「利用客の9割が島の人。店を再開してからも島の人に応援してもらった分、少しでも還元したいのでお通しの代わりに配布したい」と話した。
美崎町のラウンジバー来彩の松山節子オーナーは「いつもの常連さんに配りたい。(常連客に)ちょっとでも恩返しがしたい」と期待を込めた。
引き続き、新規チケット販売店の募集を呼び掛けており、計2万枚の発行を予定。募集のあった販売店を取りまとめ、次回は7月13日から順次販売する。
販売店になれるのは市内に所在する個人店舗、中小零細事業者で、居酒屋、飲食店、日用雑貨店、小売店、サービス業、書店、宿泊施設など。
問い合わせは石垣市商工振興課℡0980・82・1533。