石垣在与那国郷友会(川満祐次会長、約300世帯)が28日、新型コロナの影響で延期していた「高校新入生激励・会員親睦グラウンドゴルフ大会」を石垣スポーツパークむりかぶしで開催した。今年の与那国からの新入生は3人。GG大会には約40人の会員が集い、石垣へ進学した次世代を歓迎・激励し、郷友会の絆を深めた。
大会に参加した、八重山商工高校商業科情報ビジネスコース1年の祖納元楓さん(15)は母親、姉ともに同校卒業生。
寮生活の大変さや楽しさを話し、「今の夢は介護士。お年寄りと接していて楽しいし、やり甲斐を感じそう。お世話になった人に、(介護士になるまで)待っててね、と話している」と笑顔を見せた。
母、保代さん(47)は「与那国島では小規模校だったからずっと1組だったが、入学後もまた1組、と笑い合っている」と話し、「何でも挑戦し、島でできなかったことを3年間、目一杯エンジョイして」とエールを送った。
川満会長は「こういう活動が記憶のどこかに残るもの。ゆくゆくは彼、彼女が会を担う。いかに取り次いでいくかが私たちの役割」、柿本恵子副会長は「スポーツは良い関係をつくる。自粛明けで皆待っていたと思う。今度は80人ぐらいの規模でやりたい」と話した。
郷友会から新入生へ祝い金も贈られ、全員で次世代を激励した。
恒例の親睦運動会は11月8日、敬老祝賀会は12月20日にそれぞれ延期予定。