八重山高校野球部(内間敬太郎主将)は28日、同校で1年生歓迎会・選手激励会を開き、7月4日から始まる県大会に向け、野球部員、父母会、OB会が気持ち一つに優勝を誓った。
激励会では3年生21人、1人ひとりが決意表明や親への感謝を口にし、父母会からも激励の応援のメッセージが寄せられた。
内間啓太朗主将は「甲子園という大きい夢が失われてしまい、これまでやってきたことが無駄になってしまったと親に反抗してしまうこともあったが、自分たちが野球ができていることは当たり前ではなく、父母や支えてくれる方のおかげでできることに感謝したい」と強調。
その上で「コロナ自粛中の自主練などは、自分たちだけの力ではできなかった。自分たちは最後の夏、挑むしかないのでガチンコ(本気)で頑張りたい。素振り2000本近く振ったり、しんどい練習もやってきたので、4日からの大会に不安はなく、気持ちをどこまで持っていけるかが勝負。最初からガンガン打って、勢いをつけてやっていきたい」と意気込んだ。
八重山高校野球部の主将として「キャプテンとしてきついこともあったが、家族など多くの方に支えてもらった。恩返しのつもりで勝利という最高の形で飾りたい。絶対に長い夏にするので全力で応援をお願いします」と力強く発表した。
父母の一人は「練習も一生懸命やって本当に素晴らしい子どもたち。一戦一戦を楽しんでもらい、最後の力を発揮してほしい」、「子どもの頃から野球を続けてきて、あっという間に最後の大会が来たという実感。今とてもワクワクしています。自分たちのプレーを心掛け、必ず優勝してください」などと涙ながらに激励の言葉が述べられた。
そのほか、OB会からの遠征費用の贈呈や父母会やマネージャーからの千羽鶴、お守りの贈呈もあった。