石垣市大川でTシャツ店を営む米盛佳織さんが熊本豪雨の被災者におむつなどの日用品を送るボランティア活動を始めた。18日に登野城の大浜信泉記念館で寄付品の持ち込みを受ける機会を設け、賛同者に協力を呼び掛けている。
寄付を募る品はおむつのほか、生理用品、下着、Tシャツなど。衣類は新型コロナウイルス感染予防で新品に限る。輸送代に充てる現金の提供も求めている。
米盛さんは被災地の人吉市に女性の友人がいて自宅が被害に遭い、夫、3人の子と共に身内の家に身を寄せている。コロナで県外の災害ボランティアを受け入れられず、泥のかき出しや家の片付けが進んでいないという。
友人に必要な物を聞いたら生活消耗品を挙げ、寄付品を絞り込んだ。品物は船で運び、日に現地に着く。
米盛さんは「避難生活は長期化が予想され、消耗品はいくらあっても足りない。八重山の皆さんの優しい気持ちを品物の形にして熊本に届けたい」と話している。
受付時間は午後2~6時。問い合わせは米盛さん℡090・3702・1351。