千葉ロッテマリーンズとの交流戦のため過去5回石垣島を訪れている台湾プロ野球チーム、楽天モンキーズは、新型コロナウイルスの影響を受けた石垣島の特産品を応援しようと、石垣島産車エビ約30㌔と石垣の塩120袋を購入した。
15日に台湾の桃園国際棒球場で行われた公式戦では、試合前と試合後に、中山石垣市長のメッセージ動画や交流戦のダイジェスト動画を放映し、石垣島をアピールした。
コロナ禍の中、石垣島や島産品の販路開拓を目指そうと、石垣市が球団側に働き掛けた。
この日は楽天モンキーズ対富邦ガーディアンズの試合が行われ、現在、台湾プロ野球は、観客制限なしに開催されていることから、約1500人が来場した。
楽天モンキーズの選手らは、試合後に石垣島産車エビを堪能。今月下旬からは、ネットショップで「石垣の塩」を販売する。球団フェイスブックでも、石垣島産車エビと石垣の塩をアピールする選手や楽天ガールズの写真を掲載している。
楽天モンキーズの広報担当者は「石垣市とモンキーズは、2016年から毎年アジアゲートウェイ交流戦を通して交流している。石垣島の産品を台湾で味わえる貴重な機会」とコメント。
中山市長は「楽天モンキーズやプロ野球ファンは、交流戦で石垣島に来島経験がある人も多い、台湾市場に向け石垣島の魅力を発信し、販路開拓と観光交流の再開に向けたチャレンジと位置付けたい」と期待した。
楽天モンキーズはラミゴモンキーズの新名称。運営母体の変更により今年から名称を変更した。石垣市は、楽天モンキーズを販売として今後も輸出を計画している。問い合わせは市商工振興課℡0980・82・1533。