県高校総合体育大会サッカー競技(男子)が20日、県総合運動公園で行われ、八重山は3回戦で首里と対戦、4―1で勝利しベスト8入りを果たした。エースの金城太雅(17)が4得点を決め、勝利に貢献した。
金城は開始早々の前半2分に先制点、同30分に追加点をそれぞれ決め、八重山が有利に試合を展開した。
後半に首里が1点を返すが、八重山は堅守のサッカーを続け、追加点を許さなかった。
八重山は猛攻を続け、試合終了の直前に首里ゴール前で相手の反則行為により金城が転倒、ペナルティーキックのチャンスを得た。金城は確実に決め、3―1に。その直後にも金城が相手ゴールのネットを揺らし、ダメ押しの4点目となった。
試合後、ユン・ヨンジュ監督は新型コロナウイルスの影響で部活動が制限される中「筋力トレーニングを頑張り、外でマスクをつけて走った成果が出た」と勝因を語った。金城については「エースが決める場面で決めた。今日は4点だ。全得点を入れた」とたたえた。
金城は「ディフェンス陣が守ってくれた。自分がエースとして(得点を)決めた」と試合を総轄。守備中心の八重山は、泥臭く守って勝つサッカーをすると強調した。
上地貴紀主将(17)は「自分たちはどこのチームよりも練習してきた」と胸を張り、次戦については「今日以上にきつい試合になる。守りきって勝つのが八重山のサッカーだ。チャンスを生かしたい」と気を引き締めた。
試合結果は以下の通り。
八重山4―1首里(前半2―0、後半2―1)