種子取祭、奉納芸能の中止決定 竹富島、国の重要無形民俗文化財

奉納芸能は種子取祭のハイライトだが、今年は中止が決まった=昨年10月、竹富島

 竹富公民館(内盛正聖館長)は19日、臨時議会を開き、今年の種子取祭(タナドゥイ)の奉納芸能を中止することを決議した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため。神事、儀式は島内在住者のみで催行する。今年の種子取祭は10月8~17日。

 内盛館長は「祭りに合わせて帰省を考えていた方も多いと思いますが、命があってこそ祭りができるので、これからも延々と伝統を守り続けていくための判断です」と理解と協力をもとめた。地域住民の女性は「私が知る限り種子取祭の奉納芸能が中止になるのは、戦後はキット台風(1966年)の時だけだと思う。こんな状況なので、残念だけど妥当な判断だと思う」と理解を示した。
 種子取祭は五穀豊穣と島の繁栄を願う竹富島最大の祭事。国の重要無形民俗文化財で600年以上の歴史があるといわれている。臨時議会では、結願祭(9月16~17日)の奉納芸能中止と、第97回敬老会(9月20日)の開催中止も決まった。
    (隅田賢通信員)

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