【金波銀波】7月10日、北朝鮮から帰国を果たした地村保志さんの父、地村保さんが93歳で亡くなられた。…

 7月10日、北朝鮮から帰国を果たした地村保志さんの父、地村保さんが93歳で亡くなられた。横田滋さんに続き、被害者家族の高齢化を象徴する◆横田めぐみさんの弟、哲也さんが過日、会見でこう発言した。「40年以上も何もしてこなかった政治家や、『北朝鮮なんて拉致なんかしてるはずないでしょ』と言ってきたメディアがあったから、ここまで安倍総理・安倍政権が苦しんでいる。何もやってない方が政権批判するのは卑怯だ」◆救う会の西岡力会長によると、2002年の被害者帰国に際し、金正日氏が拉致を認めたのは、訪朝に同行した安倍副長官(当時)が小泉総理に拉致否認を受け入れないよう訴えたことが奏功したという◆北は現在、日本の経済協力の程度や拉致被害者生存情報の多寡を把握したがっており、安倍政権は北との接触の局面で「交渉の意図はあるが全被害者の帰国と核廃棄が条件」と突き付けている◆日朝首脳会談については「先、圧力。後、交渉」で進め、ようやく圧力が効いてきた。ただ北は核問題で米国を見ている。安倍総理は米国が核だけを解決して制裁を解かぬよう、トランプ大統領に拉致の深刻さを伝えている、と◆平和・人権・自由を何より尊んできた者は「自分は卑怯ではなかったか」と、今一度自問したい。(S)

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る