県高校野球夏季大会(主催・県高校野球連盟)の準々決勝が26日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、八重山は小禄と対戦し、4―2で勝利した。春季大会で敗れた小禄を撃破しベスト4入りを決めた。次戦は8月1日午前10時からタピックスタジアム名護でウェルネスと対戦する。
八重山は終始、試合を有利に進めた。エース砂川は自身最速の137㌔を超える139㌔のストレートを投げ、7奪三振を奪う力投を見せた。打線では、4番比嘉、5番伊志嶺が猛打賞の活躍で、チーム全体で小禄から14安打を決めた。
八重山は1回表に先頭打者の1番宮良が四球を選択し、続く2番内間が相手守備の乱れで出塁。開始早々、無死1、3塁の好機を迎えた。3番下地が犠牲フライを決め、宮良が生還。八重山が先制した。
八重山の今大会初先発の下地が登板。2回裏、捕手の比嘉が1塁手の盗塁を阻止するなど活躍。味方の堅守に支えられた下地だったが、3回裏に一死1、3塁のピンチを迎える。八重山ベンチは投手を砂川に継投。下地はライトの守備に就いた。直後、砂川が小禄打線につかまり、1―2と逆転を許した。
リードされ、追う展開に八重山打線は奮起。直後の4回表に6番亀川が安打を決め、9番花城が四球を選択。二死1、3塁で1番宮良が適時打を決め、早々に試合を2―2の振り出しに戻した。
7回表には3番下地が2塁打で出塁し、二死2塁で5番伊志嶺が打席に立ち、ライト方向に勝負を決める決勝打を放った。
8回表には投手砂川、9番花城が連続安打で出塁。続く1番宮良が内安打を決め、相手守備の乱れの間に、砂川が生還。4―2とリードを広げた。
打線の援護を受けた砂川は自慢の速球で小禄打線を沈黙させた。内野、外野もエースを支える捕球でこたえた。6回裏にはライトの下地が、9回裏にはサードの内間がそれぞれスライディングキャッチで捕球。八重山は最後まで堅守が光り、投手を支えた。砂川は最後まで自身のストレートにこだわった。138㌔、139㌔の速球で攻め続け、小禄打線をねじ伏せた。
次戦は8月1日午前10時から、タピックスタジアム名護で行われる予定。
試合結果は次の通り。
八重山
100100110|4
002000000|2
小禄
(八)下地、砂川羅―比嘉
(小)照屋太、久高、呉屋―和田
▽二塁打=亀川、下地(以上、八)、上原航、山川、赤嶺友(以上、小)