「尖閣周辺の安全確保を」 県議会、政府に意見書

尖閣に関する意見書を可決した本会議=28日午前、県議会

 県議会は28日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海で5月上旬に日本漁船が中国海警局の船に追尾されたことなどを受け、日本政府に対し、周辺の領海や排他的経済水域での安全確保を要請する意見書を全会一致で可決した。日中関係に関しては「平和的な外交による関係改善」も求めた。

 意見書では、尖閣諸島は「わが国固有の領土であることは紛れもない事実」と強調。「中国公船の威嚇行為は、不測の事態を招く恐れがあり、断じてあってはならない」と批判している。
 政府には中国公船が漁船を追尾・威嚇しないよう中国政府に働きかけるよう要請した。宛て先は首相など。
 中国公船は7月上旬、尖閣周辺の領海に過去最長となる39時間23分連続してとどまった。
 新型コロナウイルスなどの感染症対策に関する条例も可決した。県民や事業者は予防や対策に協力するよう努め、患者や医療従事者に差別的扱いをしてはならないことを規定している。
 県立八重山病院の伊原間診療所を廃止する条例改正なども全会一致で可決した。 

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