Lクラブが視力検査キット贈呈 幼児の「弱視」早期発見へ

贈呈式後に視力検査を行った=29日、大川保育所

 八重山ライオンズクラブ(砂川一晃会長)は石垣市へ「3歳から楽しくできる視力検査キット」4台を贈呈し、29日午前、大川保育所(今伊たえ子所長)で贈呈式及び視力検査を行った。
 視力検査キットは従来穴の空いた方向を答える「C」の部分をかじられたドーナッツに見立て、上下左右に動物の絵を表示し、どの動物がかじったかをあてるもの。
 楽しく、わかりやすく視力測定を行い、幼児の段階で視力が悪い状態のまま発達が止まってしまう「弱視」の早期発見、早期治療に役立てられることが期待されている。
 贈呈式後に同所のぞう組(4歳児)の幼児らに「たべたのだぁれ?」と職員が問いかけ、元気よく動物の名前を答えた。
 砂川会長は「各施設でうまく利用し、弱視の子ども達の早期発見につなげてもらいたい」とあいさつ。
 中山義隆石垣市長は「多くの子ども園などで活用し、子ども達の弱視を早期発見と視力の回復に役立て、元気に遊べるようにしてほしい」と期待した。
 検査キットは石垣市の幼稚園、保育園、子ども園、民間保育園など市内施設で活用される予定で、年2回の健康診断の際にも使われるという。
 検査キットは市の子育て支援課で保管し、30日以降、希望があれば3才児以上在籍の幼児施設へ貸し出す予定。問い合わせは石垣市子育て支援課℡0980・82・1704まで。

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