秋植えで制限強める 豊作なのにコロナ禍で 豊作なのにコロナ禍で

 2020年度石垣市甘しょ産地協議会(会長・米盛博文農政経済課長)が30日午前、市役所会議室で開かれた。新型コロナの影響で菓子店の売り上げが低迷したことから、石垣島甘しょ生産組合(石垣英邦組合長)が組合員に減反を要望しており、20年春植えは17㌶170㌧ほどになると見込む。南風堂㈱は昨年の秋植え分と今年の春植え分は全て買い取る方針だが、今年の秋植えでは制限を強める考えを示した。

 この日の協議会で、南風堂㈱ペースト工場の大城智芳工場長は「今年は間違いなく豊作」とした上で、「農家との信頼関係があるから(昨秋と今春は)全て買い取る」と強調。
 ただ、コロナ禍による在庫量への影響を考慮し、「秋はかなり制限させていただくことになるだろう」との見方を示した。
 協議会の活動報告によると、過去3カ年の平均値は作付面積20㌶、単収は10㌶当たり1045㌔、生産量は209㌧。生産量の約8・5割が加工食品用、約1・5割は加工芋酒用として出荷されている。栽培品種は「沖夢紫」が約7割を占める。
 生産量は2017年の121㌧(85戸)から19年には306㌧(167戸)と増加。20年計画では350㌧(180戸)と見込んでいる。
 産地課題として①栽培農家の増加による苗床不足②新規農家から多数の収穫機器導入要望③原料の質の低下④優雅一兆十被害の多発―を指摘している。
 協議会では「いもの日」の取り組み計画案が承認。計画では①「沖夢紫」等の焼き芋の無料配布や紅芋を使用した商品の販売②芋酒(イムゲー)の販売―を行い、JAおきなわファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で11月16日に開催する予定。
 この日は、副会長に農業改良普及課の友利仁志が指名。清福酒造㈲(漢那憲隆代表取締役社長)が新規に加入した。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る