1年半後、増改築完了 国際線施設で起工式 新石垣空港

鍬入れの儀を行う黒嶋社長=1日午後、新石垣空港国際線旅客ターミナル内

 新石垣空港国際線旅客施設増改築工事の起工式が1日、同ターミナル内で開かれた。神事が厳かに執り行われ、施主である石垣空港ターミナル㈱の黒嶋克史代表取締役社長、中山義隆市長、国会議員、県議、受注業者や空港の関係者が工事の安全を祈願した。増改築工事は鉄筋コンクリート造の地上2階。契約金額は39億5780万円。工期は2022年2月28日まで。

 起工式には黒嶋社長、建築工事を請け負った共同企業体を構成する㈱大米建設の仲本靖彦代表取締役社長、松尾建設㈱の中嶋孝次常務取締役、設計者を代表し㈱日建設計の五十君興執行役員、西銘恒三郎衆議院議員らが参列。神職により安全祈願の神事が執り行われた。
 黒嶋社長は関係者に感謝し、「観光ビジネスの往来が多大に増え、地域の経済の活性化に寄与できると確信している」と強調。「子どもたち、地域の皆様が世界へ羽ばたくチャンスをつかむ空港になることを望む」と期待した。
 中山市長は「外国人観光客200万人を達成するためにも、戦略的国際拠点として重要な位置を占める。アジアから世界に開けた国際施設となるようプロモーション活動を強化する」と意気込んだ。
 五十君執行役員が設計者を代表し「アフターコロナの八重山の基盤を作る意義は非常に大きい」、仲本社長が施行者を代表し「八重山の発展に必要不可欠な施設。持ち得る技術の全てを注ぐ」とそれぞれ話した。
 玉城デニー知事(代読)の祝辞もあった。
 新ターミナルの増改築工事は設計事務所に日建・朝吹新石垣空港国際線旅客施設増改築工事監理共同体、施行者に㈱大米建設・松尾建設㈱沖縄支店特定建設工事共同企業体。契約金額は39億5780万円(税込)。
 増改築工事は敷地面積約143万3130平方㍍、建築面積約2033平方㍍、延べ床面積約3272平方㍍。
 今後のスケジュールは仮設ターミナル建設に約4カ月、仮設ターミナル運用、本体増改築工事に約15カ月で、22年1月頃の供用開始を予定している。

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