県医師会の安里哲好会長は7日午前、県庁で記者会見し、本土に住む県出身者に対し、旧盆の休みは帰省しないか、帰省する場合でも親や親戚と会うのは控えるよう呼び掛けた。
重症化リスクが高い高齢者の感染を防止する狙いがある。沖縄本島から離島に帰省する県民にも同様に自粛を求めた。
安里会長は、旧盆の休みに本土から帰省した子や孫が実家で両親や祖父母と接触し、家庭内で感染が拡大する可能性を懸念。「(新型コロナで)70代では7・8人に1人が重篤になり亡くなる。80歳以上になると4・5人に1人だ」と警鐘を鳴らした。
宮里達也副会長は、現時点で沖縄の医療現場は破綻を起こす状況ではないとした上で「今後、重症化率が高まることを強く警戒している。面会の機会が多くなる時期に、高齢者への配慮を強く求めたい」と述べた。