対抗馬擁立見送り 反町長派「時間切れ」 竹富町長選

 任期満了に伴う竹富町長選(11日告示)で現町政に反対の立場を取る町議らは再選を目指す現職西大舛髙旬氏(72)=西表南風見=の対抗馬の擁立を見送る方針を確認した。立候補を受け入れる人物が見つからずに告示が迫り、「時間切れ」と判断した。出馬に意欲を見せる元小学校教頭加勢本曙氏(70)=西表白浜=は最終的な意思を示さず、無投票になるかどうかはなお断定できない。

 反町長派町議は渡久山康秀氏ら3人。町職員ら複数の人に立候補を打診したが、いずれも難色を示され、難航していた。候補者選びが進まずに告示まで5日を切り、「これから擁立するには選挙運動期間が短すぎる」と判断した。
 町内の西表島で新型コロナウイルスの集団感染が起きて十分な選挙運動ができないことや人選の候補に挙がった人が知名度で西大舛氏に劣ることも響いた。
 それぞれの地盤で支持者らに経緯を報告し、理解を求める。
 加勢本氏は「コロナ対策や役場移転など地域課題の山積する中、無投票になれば町民から政策の選択肢を奪う上、地域が沈滞化する」と出馬意思を完全には消していない。「告示ぎりぎりまで熟慮し、判断する」と話している。
 西大舛氏は町議7期で2016年の前回町長選で初当選した。6月に出馬表明し、1日に公約を発表した。加勢本氏は12年の前々回に立候補し、落選した。
 町長選は16日に投票が行われ、翌日に開票される。有権者は6月1日時点で3486人。

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