県八重山保健所は9日、西表島(竹富町)でのバーベキュー(BBQ)に参加し、新型コロナウイルスに感染した島内の10代の会社員男性の50代の母も陽性反応を示したと発表した。50代の父と10代の弟は既に感染が判明し、家庭内感染は3人、西表島居住の感染者は7人になった。
母は5日のPCR検査では陰性だった。8日に38度台の発熱を覚えて町のチャーター船で県立八重山病院に運ばれた。改めて抗原検査を受けて陽性と分かり、入院した。症状は軽い。
父と弟は5日に陽性反応を示した。残る家族の10歳未満の妹は陰性となっている。
保健所はバーベキュー参加者(10人)と10代男性の家族の濃厚接触者を新たに11人特定した。同病院が10日に西表島で行う検体採取に応じる。
また、7月下旬に石垣市に出張に来た沖縄本島居住の20代の会社員男性の陽性が確認された。症状はなく、入院するか宿泊療養施設に入る。先に感染の分かった本島の20代会社員男性の同僚で出張で行動を共にしていた。