八重山高校野球部は13日夕、石垣市役所を訪れ、中山義隆市長らに県高校野球夏季大会の優勝報告を行った。優勝旗を先頭に市役所に入ると、職員らが拍手で出迎え、「優勝おめでとう」「よく頑張った」などと声を掛け、島に感動を運んだ野球部員らを誉めたたえた。
優勝報告会で兼島兼哲監督は「コロナ禍の中、内間主将を中心にチームをまとめ父母や地域の方々のために頑張ろうという強い気持ちで念願の優勝ができたことは成果であり、誇り。応援に感謝したい」と述べた。
内間敬太郎主将は「優勝できたのも市民の皆さんの応援のおかげ。島(の皆さん)にとっても良い報告ができたと思う。これからも八重山3高校の応援をお願いします」と報告した。
中山義隆市長は「優勝おめでとう。小中から八重山の野球史に残る活躍をした世代がしっかりと期待に応え、コロナ禍で島全体が落ち込む中、皆さんの勝利が島の皆さんに元気や希望を与えてくれた。この経験を糧にこれからの人生のいろんな場面で誇りや自信をもって頑張ってほしい」と激励した。
八重山高校野球部OBの平良秀之議長は「戦う勇姿、最後まであきらめない姿に励まされた。本当に感動をありがとう」と力を込めた。
石垣安志教育長は「八重山の子ども達にやればできる、一生懸命やれば必ず夢は実現するという勇気や希望を与えてもらった」と感謝した。
父母会長の伊志嶺隆会長は「中学校の時に、離島甲子園などの(市が協力した)企画があり、頑張れば甲子園に行けるという気持ちで地元で甲子園に行くぞという気持ちになった。来年以降も継続してほしい。最高の優勝という結果を報告できてうれしく思います」とお礼を述べた。