県八重山事務所と八重山保健所は19日、新たに西表島在住の30代女性が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。女性は既に感染が判明している西表島在住者の職場関係者。八重山の感染者数累計は4月以降で41人目、7月以降は37人目となった。
八重山事務所の宜野座葵所長は西表島の感染状況について「それほど大きな感染にはつながっていない」と述べ、一定規模に抑えられているとの見方を示した。
新たに感染が判明した女性は無症状で、17日に石垣市の新型コロナ相談外来で検体を採取。PCR検査の結果、18日夕方に陽性が判明した。
八重山病院のオンライン診察を受け、竹富町の待機施設を経て、19日に県の宿泊施設に入った。現時点で濃厚接触者は確認されていない。
19日現在、八重山病院には3人が入院。中等症は1人で、他は軽症となっている。
ホテルでは6人が療養、1人が自宅療養している。ホテルの療養者のうち、5人は20日に退所する予定。