八重山郡スポーツ協会(長浜信夫会長)は「第72回県民体育大会」が中止となったことを受け、5日、石垣市中央運動公園陸上競技場内事務所で記者会見を開いた。
沖縄県スポーツ協会は4日、コロナ感染症終息の見通しがつかないことや県が定めるイベント開催ガイドラインの予防策を講じることが困難なことを理由に中止を発表した。
長浜会長は「アスリートにとって大きな一つの目標であっただけに、大会中止は誠に残念な結果」とコメントし、八重山郡スポーツ協会においては、沖縄本島と異なり、感染が比較的抑えられている状況にあるとして、郡民体育大会は引き続き開催していく方針を示した。
郡民体育大会は既に7競技が終了し、残りの陸上、ゲートボール、卓球、ボウリングの4競技の開催が予定されている。
長浜会長は「コロナ禍で重苦しい鬱屈(うっくつ)した空気や閉塞感を、スポーツの力で元気な明るい笑顔と希望を少しでも発信できるよう大会を継続していきたい」と説明。
これまでに終了した競技についても「各競技協会や連盟にはスポーツ協会の思いや考え方を共有いただき協力に感謝したい」と述べ、引き続き万全の対策を講じていく考えを示した。