燃えないごみ60袋 南ぬ島釣友連が海岸清掃 「きれいな故郷の海、次世代に」

清掃後、「清掃活動、大成功!」と喜ぶ南ぬ島釣友連の会員ら=6日午前、石垣市白保

 八重山で活動する釣りチームで結成した協会「南ぬ島釣友連」(友利逸樹代表、会員74人)は6日、新石垣空港東側の海岸で清掃活動を実施した。会員とその家族を含めた約50人が参加。1時間半でペットボトルやプラスチック片等の燃えないごみ60袋分などを収集し終えた。

 同協会は、八重山在住でユーチューブやメディア等で活躍する釣りチームの有志が「綺麗な故郷の海を次の世代に残そう」をテーマに今年4月、結成した。
 友利代表は、漁港・砂浜での釣り目的のために石垣島に来島する旅行者の増加に比例し、ごみの投棄量が増えていることを指摘。
 「漂着ごみの問題も加わり、石垣島の海岸線はごみで溢(あふ)れかえっている。美ら海とは程遠い光景が日常となっている」と懸念する。
 この日は午前9時から、空港東側海岸の約300㍍を参加者らで1時間半かけて清掃した。
 ペットボトル・缶・瓶・プラスチック片等の燃えないごみ60袋分、プラスチックブイ約50個、ドラム缶、ガソリン携行缶、注射器などを収集した。
 大浜中1年の豊里夏心(なつみ)さんと愛心(まなみ)さんの姉妹は「中国語で説明の書かれたペットボトルとか、海外のごみがたくさん」「また参加してごみがどれだけ溜まるのか見たい」と振り返った。
 大浜中3年の真栄里琉翔(りゅうと)君と響翔(なりと)君の兄弟は「海がきれいになってよかった」「もっと海をきれいにしていきたい」と喜び、意気込んだ。
 友利代表は「これだけの人数がいると300㍍もあっという間にきれいになる。ごみ一つなく気持ち良い。たったこれだけかもしれないが、これを次の活動につなげたい」と決意を新たにした。

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