石垣市都市建設課は今月5日、伊原間の玉取崎展望台に観光で家族とともに訪れた3歳男児が擬木園路から誤って転落した件で、12日までに擬木の下部に板を取り付けるなど、改善策をした。
擬木園路は車いすの利用者が展望台までスムーズに行けるよう、バリアフリーを兼ねて整備したもので、総延長は50㍍ある。
市都市建設課が男児の母親から当時の状況を聴いたところ、男児は展望台から戻る途中、やや傾斜になっている園路を走り、プラスチック製の擬木にぶつかった弾みで擬木の空いた箇所から転落したことが分かった。
市都市建設課は改善策として擬木の下部に幅20㌢の板を設置、子どもが誤って園路下に落ちないよう改善を施した。
園路から転落した男児は幸い、軽いけがで済んだが、市はこれを機に島内の観光地に危険個所がないか点検を迫られそうだ。