コロナ入院54日ぶりゼロ 集団感染で一時2桁に 八重山病院

 石垣市の県立八重山病院に入院する新型コロナウイルス感染者が54日ぶりにゼロ人になったことが分かった。7月下旬に石垣市のキャバクラ、西表島(竹富町)でのバーベキュー(BBQ)で集団感染が相次いで起きて一時は1日当たり10人を超えたが、8月下旬に発生した石垣市のホテルでのクラスター(感染者集団)が落ち着いてから減少傾向をたどっていた。

 病院によると、7月29日にゼロ人だった入院者はキャバクラの集団感染で翌30日に6人になった。8月2~4日はバーベキューに参加して感染した陽性者が加わり、9床の専用ベッドを上回る11~13人が病院に入った。
 バーベキュー関連では参加者の家族や別の機会に会食した人に2次感染して陽性者が最終的に18人に増加し、入院者は8月9~11日にも10~11人を記録した。
 その後、下降傾向を示したが、8月下旬に起きたホテルでのクラスター関連で10人が感染し、9月4~6日に8~9人を数え、再び上昇局面を迎えた。
 ホテル関連感染は10日間前後で収まり、9月10日以降は5人未満で推移し、21日にゼロになった。22、23日も入院なしが続いている。
 病院は「入院ゼロになってほっとしているが、集団感染がいつ起きてもおかしくない状況には変わりなく、予断を持たずに医療サービスの提供に努めたい」と話している。

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