【金波銀波】歴史の捏造と抹殺、一つの世界の消滅も図る。…

 歴史の捏造と抹殺、一つの世界の消滅も図る。文化大革命の惨状は未だに続いている◆中国北部の内モンゴル自治区。モンゴル民族学校で中国語(漢語)教育への強化が始められた。教科書や授業からモンゴル語が徐々に消され、モンゴル語の使用さえ禁止される。この戦慄すべき事態はチベット、ウイグルでも同様だという◆他地域の漢語教育では「モンゴル族は中国の古い民族」との嘘を教えるが、彼らはモンゴル語・文字をもつ「モンゴル人」である。モンゴル文字はウイグル文字の応用であり、民族の歴史自体が言葉や文字で結ばれる。言語が世界を紡ぎ出す以上、言語の消滅は世界の消滅である。独自の世界を死守しようと生徒や保護者が抗議するが、相次いで捕縛されている◆65年から始まる文革は毛沢東主導下での権力闘争だが、その約10年の間に思想・文化・風俗・習慣が徹底的に破壊され、多くの人が粛清された。かつて山東省孔林を訪れた際、継ぎ接ぎだらけの孔子墓を目にしたが、墓石と違い、壊されれば二度と復元できないものの方が多い◆当局は意識と歴史から文革を抹消し、同時に文革を続けている。「民主主義ガー」「人権ガー」と叫ぶ人は声の大きさを生かし、国内外の世論形成で活躍する道もあるのだが…。(S)

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