知事選に立候補した佐喜真淳氏(54)は22日、告示後初めて石垣入りし、街頭演説で支持を訴えた。JA大浜支店前では「基地問題ではなく、県民の暮らしが最優先だ。全国最下位の県民所得を300万円に上げよう」と声を張り上げた。子どもの保育料、給食費、医療費の無償化もアピールした。
730交差点では、三原じゅん子参院議員らとともに街頭演説した。
故・翁長雄志知事について「辺野古を埋め立てさせないと言ったが、成し得たのか。基地反対には多くの県民が賛同するが、県が裁判闘争を繰り返していいかは別問題だ」と批判。「政府と争うべき時はけんかするが、県民の暮らしのためにはしっかり交渉し、要望し、話し合いを通して新たな沖縄振興の結果を残さなくてはならない」と訴えた。
普天間飛行場の危険性を改めて指摘し「石垣市に基地はないが、悩みを共有する真心はある。普天間を一日も早く返還させよう。基地の整理縮小を実現する役目をぜひ、私に与えてほしい」と求めた。
この日は市街地各地で遊説したほか、ユーグレナモールで握手作戦を展開した。県議補選に立候補した大浜一郎氏と合同の個人演説会に臨んだあと、同日夜、沖縄本島へ発った。