優秀賞に宮良、平良さん とぅばらーま大会で歌唱力を競う 最優秀賞は該当者なし

優秀賞を受賞した宮良あゆみさん(右)と平良昌裕さん=29日夜、石垣市新栄公園

 八重山を代表する抒情歌「とぅばらーま」の歌唱力を競う「2020年度とぅばらーま大会」(主催・同実行委員会)が29日、石垣市の新栄公園で開催された。最優秀賞は該当者がなく、優秀賞に宮良あゆみさん(21)=字石垣=と平良昌裕さん(70)=竹富町字上原=が選ばれた。奨励賞には最年少出場者の山田健太君(14)=字登野城=が選ばれた。

 今大会は新型コロナ感染拡大防止のため出場者数を減らし、入場整理券の配布や会場の区画整備がなされるなどの対策がとられる中、約500人(主催者発表)が来場。
 時折顔を出す月の明かりに照らされながら、来場者らは各人の思いを乗せた美声に聞き入った。
 大会には16人が出場し、各人各様の思いを乗せたとぅばらーまを美しく歌い上げた。
 宮良さんはこれまで3、4回出場しており、優秀賞は2度目。「会場に来られなかった家族、同級生、職場の方々がいたので、ネットやラジオを通じて届いてほしいと思っていた」と振り返った。
 来年に向け、「歌詞によって歌への思い入れや歌い方が変わってしまう。そこを勉強して、誰が聞いても心に響くように歌い、チャンピオンをとりたい」と意気込んだ。
 平良さんは2006年から参加しており、優秀賞は今回で3度目。「練習した分を60~70%出せればという気持ちで歌った」と振り返り、「息継ぎが少し失敗した。それがだめだったと。次回はそれを中心に直していきたい」と意欲を見せた。
 新城浩健審査委員長は講評で①スマムニ②一息で歌う③声量の大きさと金切声④歌いこみ―の可否を指摘し、「特筆すべきは、中高生が出たこと。将来が楽しみ」と期待した。
 このほか、歴代の優勝者らが順次登壇し、作詞の部で入賞した9人の歌詞を見事な歌声で表現した。
 大会は郷土が誇る民謡の継承・発展と、観光資源となるイベントの発信が目的。1947年9月30日に初めて開催され、今回で74回目を迎えた。

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