2020年度の赤い羽根共同募金運動が1日から始まった。同日午後、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に「赤い羽根空の美ら島便」として、玉城デニー知事のメッセージと赤い羽根が届けられ、石垣市共同募金委員会の新田健夫会長らに手渡された。市の今年度目標額は679万円。
伝達式では、日本トランスオーシャン航空客室乗務員の有馬唯乃さんが知事からのメッセージを読み上げ、「住民同士の助け合い『ゆいまーる』がますます重要。県民のちむぐくるを待ち寄るこの運動を一層盛り上げていくため、ご協力を」と呼び掛けた。
川満誠一副市長は市長メッセージを代読し、「新型コロナで日常生活も変化していくが、多くの方から募金が寄せられ、諸課題の解決に役立てられるよう」と祈念した。
新田会長は「コロナ禍ではあるが社会福祉のため、市民の皆さんの善意をいただき、目標額を達成できれば」と願った。
伝達式後、新田会長らは市内の大型スーパーに移動し、街頭募金を開始。
募金第一号となった浦崎清(きよ)さん(93)=字宮良=は「(コロナで大変だが)私も何かやってあげたくて」と話した。
同運動は1947年に開始され、今年度で74年目を迎えた。
「つながりをたやさない社会づくり~あなたは一人じゃない~」をキャッチフレーズに、1日から12月31日までの3カ月間、全国で実施され、同募金は民間の社会福祉の向上に活用される。