第70回沖縄県高等学校野球秋季大会(主催・県高野連)の3回戦が3日、Agreスタジアム北谷で行われ、八重高は宮古と対戦、5―9で敗れた。ベスト8進出を懸けた「先島対決」は3時間4分の熱戦となり、八重高は8回表に一点差まで迫る猛攻を見せたが、一歩及ばなかった。
2―6とリードされて迎えた8回表、八重高は連打で一死1、3塁とし、2番舟道と3番玉木が連続で適時打を決め、2点を返した。5番大城も適時打を決め、5―6と1点差までに迫った。
ただ、八重高打線は宮古のエース・新里勇人の変化球に翻弄され、反撃もあと一歩及ばなかった。同裏には宮古に3点を献上。再びリードを許し、敗北した。
試合後、主将の玉木は「気持ちで負けた。相手投手が良かったが悔しい」と唇を噛んだ。八重高は宮古の新里が投げる140㌔の直球を攻略するため、一週間練習を続けたが、玉木は「真っ直ぐを意識しすぎて変化球に泳がされた」と悔やんだ。春季大会をでの雪辱を誓った。
八重高の兼島兼哲監督は8回表で一点差まで追いついた打線を「粘り強さがあり、集中力を後半まで保てた」とたたえた。エラーの多さなど修正点を列挙し「課題が見えたので春に向けて修正したい」と話した。
試合結果は次の通り。
八重高
020000030|5
00210303×|9
宮古
(八)小泉、西表、入米蔵、具志堅―赤池
(宮)新里、沖、新里―来間
▽三塁打=西表(八)
▽二塁打=西表、玉木(以上、八)、久高、新里(以上、宮)