あんパス登録者、1693人 7日までに約300人来島予定

羽田空港から来島する観光客ら=3日午後、新石垣空港

 来島2週間前から体調管理を行っている観光客がインターネットで登録される「石垣市あんしん島旅パスポート」(以下、あんパス)が1日からスタートしている。市観光文化課によると、仮登録者は2日現在で1693人、このうち約300人が7日までに来島する予定という。

 あんパスは、観光客が来島前2週間の健康状態を申請することで、感染疑いがなく感染防止への意識が高いことを証明するもので、発行を受けると、あんパス協力店で割引やプレゼントなど、各種特典を受けることができる。
 同課によると3日現在、協力店は約30店舗あり、特設サイト内の「協力店マップ」で、特典内容や位置情報などを紹介できる。
 特典には「10%割引」や「ドリンク1杯サービス」などがある。
 協力店は自身で使用する写真や店舗情報を作成するため、同マップ内での紹介も遅れており、未だ21店舗の情報がアップされるに留まっている。
 あんパス登録者は3日31人、4日77人で、7日までに約300人が来島する予定。
 全日本空輸(ANA)によると3日の羽田空港からの直行便2便はほぼ満席で、442人が来島したという。
 3泊4日の予定で石垣島と西表島を巡るという、20代会社員の女性2人=神奈川県=は、ちょうど2週間前に旅行を思い立った。
 「コロナの影響で施設やビーチがやってないかも」と心配し、「石垣島 コロナ」で検索したところ、あんパスの特設サイトを発見、すぐに事前登録したという。
 取材に「毎日会社で検温などしているので、特に(登録条件は)煩わしくもなく」「飲み会もちゃんと控えました。きれいな海が楽しみです」と話した。
 新石垣空港では7日まで、あんパス発行記念イベントも行われ、登録した観光客には、ぱいーぐるアマビエバージョンのキーホルダーなど、記念品が贈呈される。

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