石垣市立図書館開館30周年記念式典が6日、図書館で行われ、日本最南端の情報発信拠点の歩みを振り返った。
中山義隆市長や西大舛髙旬竹富町長ら20人が出席した。中山市長はあいさつで「情報通信技術の発展、新型コロナウイルス感染症など社会情勢が大きく変わる中、学びを支える知の拠点としての役割を果たす」と述べた。
絵本読み聞かせのボランティアを引き受けたり、書籍購入費の寄付を続けたりしたとして赤木かん子さん、宮良芳和さん、市文庫連絡協議会、先島ガス、八重山小中学校司書研究会に感謝状が贈られた。
中山市長らがお祝いのくす玉を割り、館内に設けられた図書館の歴史をたどる展示コーナーを見学した。
図書館は1990年10月6日にオープンした。20周年に当たる2010年に竹富、与那国両町の住民へも貸し出しを始めた。蔵書は開館時の7万冊から4倍の28万冊に増えた。昨年度は延べ4万7500人に21万8000冊を貸し出した。
展示コーナーは11月15日まで開かれる。