沖縄地区税関は12日から31日までを「取締強化期間」として金地金密輸への厳格な対応やテロ関連物資、覚せい剤、大麻等の不正薬物、拳銃等の銃器類の密輸取り締まりの強化を行う。12日午前、新石垣空港では石垣税関支署(高田輝明支署長)が強化期間のキャンペーンとしてタオル・ティッシュ・チラシなどを配置し、のぼり旗を持って周知を図った。
高田支署長は「水際対策の取り締まりを強化し、洋上パトロールも実施していく。皆さまからも何か怪しいと思ったら情報提供をお願いし、密輸を摘発していきたい。匿名でもいいので些細な情報でもお寄せいただきたい」として協力を呼び掛けた。
新石垣空港では2020年度上半期(1月~6月)で2月に大麻事犯と麻薬事犯で1件ずつ検挙されており、2月以降は新型コロナウイルスの影響により国際線やクルーズ船が欠航が続いていることから沖縄地区全体の件数も減少傾向にあるという。
税関密輸ダイヤル(24時間受付)は℡0120・461・961。