八重山農林高校アグリフード科3年生(19人)が16日、自家米で作ったみそを加工した新商品「みそクッキー」を八重農市で初めて販売する。
みそクッキーは3年生の集大成の商品。
1年生の3学期には自分たちで田植えをし、収穫された米を2年生の時に味噌づくりで使用。今年7~8月に試作し、15日の「みそクッキー製造実習」で形にした。
みそクッキー完成までには、味噌と砂糖、味噌と薄力粉の比率を変え、10パターンほど試作品を作って試行錯誤した。
生徒や先生の多数決で味のバランスの良いパターンを選び、実習で完成品に仕上げた。
みそクッキーは焼き上げた直後には柔らかくサクサクとした触感が出ないため、余熱を使って乾燥させるという一手間を加えてある。
生徒らは「味噌の塩味が効いていておいしい」「サクサクしてる」などと話した。
八重農市は新型コロナの影響で開催を見合わせていたため、8カ月ぶりの開催。
みそクッキー誕生の背景には、作った味噌が八重農市で販売できず原料が多くあったことから、味噌を活用した加工品への発想が出たという。
みそクッキーは100袋販売予定で、販売開始は16日午後2時半から。