自民党の座波一県議が八重山、宮古両地方を視察中に新型コロナウイルスに感染したとして、玉城デニー知事が22日、県庁で記者会見し、「衝撃を受けている」と述べた。
玉城知事は「両地方で感染が拡大する中、県議が感染し、衝撃を持って受け止めている。接点のある人は注意深く健康観察してほしい」と語った。
座波氏は22日に発熱を覚え、PCR検査を受けて陽性反応を示した。両地方の視察期間は18~21日で発症日から逆算し、視察先で感染したとみられる。他に17人の自民党県議が同行し、いずれも濃厚接触者と認定され、受検している。
座波氏は県議会決算特別委員会の委員長で22日の委員会を欠席した。
座波氏らは県議団として石垣市役所で川満誠一副市長、平良秀之市議会議長と離島振興策について意見交換するなどした。
22日の県内の新規感染者は38人。那覇市の90代男性が死亡した。死者は57人目。