大浜県議、本島で自宅療養 自民、議会活動に大きな影響 新型コロナ

 宮古、八重山を視察した自民党県議団10人が新型コロナウイルスに感染した件で、検査で陽性が判明した石垣市区選出の大浜一郎県議は23日、八重山日報社の取材に対し「体調はよく、症状も全くない」と話した。完治まで那覇市内のマンションで自宅療養する。

 最初に陽性が判明した座波一県議が委員長を務める県議会決算特別委員会は22日、座波氏ら自民党の7人が欠席を余儀なくされた。自民党の過半数の県議が感染したことで、今後の議会活動にも大きな影響が出そうだ。
 離島での視察は18日から3日間。県議18人が参加し、移動にはバスを利用した。車内では距離を置いて座っていたという。マスクは全員が着用し、ホテルや立ち寄った店では検温や消毒も行っていた。
 県によると、八重山では10人程度の濃厚接触者がいる。県議団は与那国島、石垣島、宮古島での視察後には地元関係者と懇親会を開き、それぞれ外間守吉与那国町長や川満誠一副市長らが参加していた。
 関係者によると、3島での懇親会はそれぞれ2時間ほどで、飲食店の一室を貸し切りにして行った。各島の保守系市議、町議らも参加した。二次会もあったが、参加者はそれぞれ分散したという。
 石垣島と宮古島では新型コロナ感染者が増加傾向にあり、県が現地の医療フェーズを引き上げるなど警戒感が高まっている。県議団がどこで感染したのかは判明していない。
 自民県議団に対しては、新型コロナウイルス感染が拡大傾向にある中で離島視察を行ったことに批判の声も出ている。
 大浜氏は「警戒レベルが上がっていたから気を付けて行動はしていたが、アクシデントとして感染が起きてしまった」と説明。「県議団の離島視察は初めてで、GO TОトラベル開始後の現場を見たいという思いもあった。離島振興の上からも、現地の空気感を分かってもらった意義は大きかった」と述べ、視察のタイミングに問題はなかったとの認識を示した。

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