かりゆし病院での院内感染の発生を受け、石垣島のフラサークル「メケ アロハ プメハナ」(内間知恵子代表)と新栄町婦人会(西玉得みどり会長、会員77人)が同院の患者、職員を元気づけようと手製の横断幕を作製し、感謝と激励の気持ちを届けている。
同サークルでは例年、かりゆし病院の秋祭りや定期的な慰問でフラダンスを披露しているが、コロナの影響で3月からは慰問ができない状況にある。
そんな中、今回の院内感染を受けて同院の患者や職員が少しでも元気になるようにと、応援メッセージを届けようと動いた。
サークルには現在、2歳児から高校生までの37人がフラの練習に通っており、24日、幅約3㍍の横断幕に「がんばってー」とのメッセージと子どもらの手形を記した。
後日、職員を通じて同院に届けるという。
内間代表は「色とりどりの手形は子どもたちの応援のしるし。ささやかな激励だが、医療従事者に元気になってほしい」と話した。
新栄町婦人会は同院の秋祭りなどで婦人会のフラダンスを披露したり、乳がん検診の呼び掛けへの協力で関わっているほか、役員でもある看護部長の最前線での働きを、身近に感じている。
18日、メッセージボードを作製し、「皆さんのおかげで救われた命、生まれた笑顔がどれだけあるか…。一日も早いコロナの終息を‼ 私たちは皆さんを応援し続けます」との気持ちを込めた。
翌19日にはボードを同院に寄贈。現在ボードは同院内に飾られているという。
西玉得会長は「職員さんからの『通路を通るたびに見て励まされています』という声も多くいただいた。ボードを見て元気を出して医療に向かってほしい」と願っている。