県は24日、石垣市で、市在住の男女2人、かりゆし病院の職員3人、聖紫花の杜職員1人の計6人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。男女2人はいずれも沖縄本島に渡航歴があるという。八重山、宮古島地区を視察した自民党県議団の座波一氏との濃厚接触者は八重山地区で17人と特定された。かりゆし病院関係での感染者数は計49人に拡大し、八重山地区の感染者数は計112人となった。
新たに感染が判明した男性は60代で、発熱や下痢などの症状を訴え22日、コロナ相談外来を受診。沖縄本島に渡航歴があったことから検体を採取したところ、24日に陽性が判明した。
新規感染者の女性について詳細は調査中だが、沖縄本島に1週間ほど滞在していたという。
かりゆし病院関連では、30~40代の女性職員4人の感染が判明した。このうち1人は聖紫花の杜の職員という。
これで同院関係の感染者数は入院患者32人、同院職員14人、聖紫花の杜入所者2人、同所職員1人の計49人となった。
今回新たに感染が判明した6人も含め、24日午後3時時点での入院状況(予定)は、八重山病院22床、かりゆし病院8床、宿泊療養施設15床の計45床。
八重山病院に入院していた感染者2人、かりゆし病院に入院していた感染者1人に対しては、入院勧告が解除されている。
18日から4日間、八重山、宮古を視察し、クラスター(感染者集団)認定された自民党県議団に関しては、22日に感染が確認された座波一氏との濃厚接触者は、八重山地区で17人。25日までに全員の検体を採取し、26日以降、結果が判明する。
県議団で座波氏以外に陽性が判明した県議との濃厚接触者については、現在調査を進めている。