県内最大クラスターに 石垣・かりゆし病院院内感染 新型コロナ

 石垣市のかりゆし病院で起きた新型コロナウイルス院内感染の陽性者は30日現在、55人に上り、県内で発生した23件のクラスター(感染者集団)の中で最大規模に位置付けられていることが分かった。

 陽性者が2番目に多いのは那覇市のキャバクラで起きた38人。県北部の病院の35人、うるま市の社会福祉施設の34人、那覇市の保育園の33人と続く。2位以下はいずれも30人台でかりゆし病院の感染の大きさが際立つ。
 かりゆし病院の陽性者の内訳は①病院患者32人②病院職員17人③付帯の老人介護施設「聖紫花の杜」入所者4人④聖紫花の杜職員1人⑤その他1人。
 患者、入所者は高齢で慢性疾患を持って重症化しやすく、予断を許さない状況が続いている。
 陽性者は県立八重山病院に転院させたり、自院に残して治療したりしている。院内感染は医療従事者にもうつり、医療提供に差し障りのでる状況が懸念されている。
 行政機関は国立感染症研究所のクラスター対策の専門家を石垣市に派遣し、感染拡大抑止を図っている。
 県のコロナ対策本部は「医療体制の弱い離島で県内最大のクラスターが起き、憂慮している。感染を早期に封じ込められるよう対策を講じる」と話している。

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