今年初の移動献血スタート 八重山の目標は870人

献血に協力する市民=2日午前、石垣市合同庁舎

 八重山地区の2020年度移動献血が2日、石垣合同庁舎でスタートした。通常は年2回行われるが、新型コロナウイルスの影響で今年は1回のみ。期間は21日までの土日を除く3週間。県赤十字センターは3週間で870人分の献血を目標に設定している。

 献血条件は男女ともに体重50㌔以上。年齢は男性17歳から69歳、女性は18歳から69歳。新型コロナ感染防止策を徹底した上で実施している。
 移動献血への参加は今回で31回目という小禄直人さん(52)=石垣市石垣=は「趣味と思えば楽しい。献血ができるのは健康な証だから、これで今日もおいしく酒が飲める。若い人にも参加してほしいな」と笑顔で話し、市民へ協力を呼び掛けた。
 沖縄県赤十字血液センター(那覇市)の上原哲係長(59)は、「血液が保存できる期間は3週間のみ。皆さんの継続した協力が必要だ。AB型の血液は特に集めるのが難しいので、この機会にぜひ参加をお願いしたい」と話した。
 移動献血は、市役所や「マックスバリュやいま店」など市内12事業所で今月21日まで行われる予定。
 集められた血液はその日のうちに福岡の赤十字センターへ運ばれ、さまざまな製剤となって全国の患者へ届く。
 市職員や奉仕団のメンバーは、献血場所付近を広報車で周ったり各事業所に出向いて、市民への積極的な協力を呼び掛けている。献血バスの運行スケジュールは日本赤十字社のHPで確認できる。

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