「石垣島から世界へ!オリンピアン卓球教室」(主催・石垣市)が7日午後、石垣市総合体育館で開かれ、リオオリンピック男子団体銀メダリストで琉球アスティーダ所属の吉村真晴選手、同チームの森薗美月選手、日本生命レッドエルフ総監督の村上恭和氏、立命館大学女子卓球部監督の川面創氏が講師となり、市民約130人と共に汗を流した。
吉村選手と森薗選手のラリーや試合、市民が参加して一人ずつ1プレーを行う1本マッチなどで盛り上がった。
森薗選手とラリーををした中体連で中学生男子シングルスで優勝した長浜陸君(14)=3年=は「球質が違ったし回転量が多くて捕えるのが難しかった。(教えてもらった)2本2本の練習法はを取り入れていきたい」と話した。
吉村選手とラリーをした出川初江さん(78)=登野城=は「フォームを褒められてうれしかった。真晴さんはずっとファンだったのでまさか石垣で会えるとは夢にも思わなかったし、良い経験になった」と笑顔を見せた。
吉村選手は「みんな元気で楽しく、良い経験をさせてもらった。続けることでもっとレベルアップし、石垣島から世界へ向けて頑張ってほしい」と語り、11月17日から開幕するTリーグのシーズンについて「ことしも必ずファイナルに行って優勝して石垣島のみんなや沖縄のみんなにも良い報告ができるように頑張りたい」と意気込んだ。
森薗選手は「みなさん明るくて元気でとても楽しめた。プロとして自分が広められることを精一杯行い、少しでも子どもたちに夢を与えていけたら」と抱負を話した。
村上監督は毎年石垣島で指導する中で「コロナ禍の中でも中学生が特に増えてくれて驚いた。卓球は練習すれば必ず上達する。スポーツを通じて努力すれば向上できる感覚を体験し、成長につなげてほしい」と期待した。
同日夜には講演会が行われ、吉村選手が五輪出場までの苦労や体験談などを講演し、村上監督と共に参加者の質問を受け付けた。